20200419 せこなお|かわいいが溢れる



ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」を下の子の入学祝いにかこつけて買った。
外の世界の脅威を忘れて、屋内にいながらほのぼのと野山を駆け回り釣りをし虫や果物を採れる。休校になった子供たちとキャッキャしている。
飛ぶように売れているらしい。納得だ。

あちこちから息が詰まるニュースが聞こえる中で、私は酸素を求めるようにかわいいものを貪って心の調整をしている。
なんでぬいぐるみを作るようになったのか、それを仕事にしたのか、はっきりとしなかったけれど、こういう時に「ああそうか」と思い出す。

クリエイター達が続々と皆の心を落ち着かせ楽しませるための創作を発信していて、こんなにもただ作らずにいられない気持ちから出てくるものを見られる機会はないのではないかと思って感動する。
まだまだ大丈夫。作ることはいつも以上に必要とされている。

天気がいいので窓を開けると気持ちのいい風が入ってきた。
仕事場に連れてきたチビが時々読んでいる漫画から顔を上げママ大好きと声をかけてきたり、オンライン打ち合わせ中に私の背後からひょこひょこと顔を出し打ち合わせ相手の笑いを誘ったり、かわいい邪魔をする。

今夜も子供のふわふわの体を抱きしめて新鮮な細胞の匂いを大きく吸い込んで、幸せに満たされて寝ます。



( せこなお )
次の日記は永井ミキジさんです






◼️書いた人

せこなお Sekonao
ぬいぐるみ作家 ぬいぐるみパタンナー
sekonao.net