20200430 JUNK FOOD OPERA|おじいちゃんの導きクオッカちゃん

こんにちわ、JUNK FOOD OPERAのハタヤエリです。

クオッカワラビーのぬいぐるみ、クオッカちゃんを作り始めて、もう1年以上が経ちました。
私とクオッカちゃんとの出会いは、2012年ごろでしょうか。あのクオッカちゃんとの自撮りブームがやって来た時に、例に漏れずSNS上でその存在を知りました。
なんだこのビックリ生物は!なんでわろてるの!
初めて見たときの衝撃は、それはもうはかり知れないでした。あまりにも可愛い。
本人たちは笑っている自覚があるのか無いのかわからない所も良い。
いつか絶対に会いに行こう、そう心に決めていたのですが、それ以上に何か、出会うべくして出会ったような、不思議な気持ちがありました。

ほどなくして、数年前に他界した祖父が大学ノートに書いた日記に、「クオッカに会った」という記述を見つけました。
それはブームがやってくる遥かむかし、20年以上前のこと。
海外旅行が大好きだった祖父は、友人たちとしょっちゅう色んな国へ遊びに行っていたのです。
オーストラリアへ行ったことは知っていたのですが、その時祖父がお土産で買って来てくれたのは大量のウォンバットグッズ。じいちゃんよっぽどウォンバットに心を奪われたのだろうな…などと思っていたのですが、日記には「パースから船に乗って島へ渡り、Quokka(ネズミ大)と出会う」と書かれており、おいおいじいちゃん、じいちゃんよ、はよ教えてくれやいますぐ天国からLINE送ってくれ、そしてネズミ大って表現よ、と様々な感情が溢れて来ました。
実はじいちゃんはずっと前からクオッカを知っていた、という真実。
もしかしたらオーストラリアへ行ったら、「会いにきてくれたんだね!おじいちゃんを知ってるよ!」ってクオッカちゃんたちが教えてくれるかも知れない。

思いはどんどん募るけれど簡単に会いに行くことの出来ない距離、それならもう作っちゃえ!と始まったのが、クオッカちゃんのぬいぐるみ作りでした。

そして昨日、ついに日本にクオッカちゃんがやってきたという衝撃のニュースが飛び込んで来たのです。
ああもう大変。
しかも動物園は休園中。
クオッカちゃんに会えるのは、まだまだ先になりそうです。



写真は、祖父の形見のウォンバットちゃん人形です。

( JUNK FOOD OPERA ハタヤエリ )

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◼️書いた人

JUNK FOOD OPERA ハタヤエリ
ぬいぐるみ作家
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