20200502 やまうちたかし|土器土偶づくり

こんにちは山内崇嗣(やまうちたかし)です。
はちみせさんには僕の自作の土偶など卸していただいております。
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自分は、現代アートを学び、そういう作品を作ろうとして活動しているのですが、そういうものを作ると製品として、量産品でなく試作品になってしまい販売価格が高価だったり、事柄や発想有りきで品物が残らない作品もよくあります。そういう制作や活動をしたいなと思いつつも。富が集中しない世界でも流通できる作品も考えたい。制作作業を製造加工の一端を請け負うだけでなく、素材や道具から自分で出来るものを作りたい。根本的、根源的な、ものづくりも考えたい。各地のローカルな文化も尊重したい。POPで民主的な作品作り。そういうことを考えて、縄文文化など古代の文明をモデルに作品制作するようになりました。

考古学の研究者の方が、復元の土器など作られていますが、そういう制作はコンテンツとして研究や再現、デモンストレーションの面が多く、そういう活動も尊重していますが、自分は作品や製品としてるとは思います。

作品制作は、現代人なので合法的に、現代のルールで制作したいと考えて、市町村で焚き火など許された河川敷や、友人の駐車場などで焼いて作っています。
最近は、浅川の河川敷で制作しています。土器の制作経験を積むうちに、キャンプの仕方や、自転車の改造など覚えていきました。小規模な土器・土偶の焼成作成では、自転車に荷物をつんで現場に向かいます。基本的には、作業は一人で完結できます。


【自転車到着】

煙が上がらないとか、直火禁止など会場のルールを守るように、簡単な窯になるものを組み立てて、食べ物やハンモックなど滞在する道具を整備して、焼成作業を行います。


【展開】


【窯出し】

焼成終了したら、水をまいたり、状況復元など片付けして帰ります。
土器土偶は、焼成が出来ても、ものによっては、ワックスや、漆を塗ったり、ヤスリがけや洗浄など幾つかの工程を行ったりします。



【土器】


【水まき】

(2020/04/26 浅川にて)

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これが、僕の、土器土偶づくりの工程の一部です。
タイミングがあえば、見学やキャンプの参加も歓迎してます。スケジュールはSNSで僕のアカウントで、ごくたまに、お知らせしています。日程は天気予報をみて直前に決めているので敷居が高い感じです。

また、土器・土偶をつくってみたいという依頼があれば、ワークショップの依頼も受けていはいます。簡単な土偶土器の様式や、土作りからガイドはできます。

過去の作品や活動などは以下のサイトを見ていただくと、なんとなく伝わるかと思います。
https://www.flickr.com/photos/takashiyamauchi/albums


(やまうちたかし)
つぎの日記はよシまるシン さんです



やまうちたかし / 土師器 はじき 其の三 5-Type
¥4,400 税込

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◼️書いた人



山内崇嗣 Takashi YAMAUCHI
美術家
http://omolo.com
https://twitter.com/takashiyam