20200511 esou ceramics |かっこいいライオン

こんにちは、陶芸作品を作っておりますエスオウ セラミクスです.

最近毎日、SNSに過去作品をアップしています.
始めたのは、だいたい3月終わりからでしょうか.
最初は自粛期間とか緊急事態宣言とか全く関係なく、なんとなーく始めたのですが、始めてから10日ほど経つ頃に、例の緊急事態宣言というものが発令されまして、それを聞いた私も、ふたたびなんとなく「そしたら緊急事態宣言とやらが解除されるまで、作品を上げ続けてみようかな」と、今現在もTwitterやインスタに作品画像を上げ続けています.
これは自分なりに再発見もあり、意外と良い経験でした.

さて、今回作ったSOUND  SYSTEMの皿も、その振り返りの中で、再挑戦することにした皿です.
前に作った際は、その時のテーマに由来して裏面には雅楽器を描きましたが、再制作にあたり表面の図案に対し、裏面は、雅楽器よりも関連性の高いユダのライオンにしました.
私がユダのライオンを描くのは、多分初めてだと思うのですが、やはり、いざ描こうとなると、自然と「かっこいいライオンが描きたい!」という気持ちに駆られます.
恐らく、レゲエのジャケット、グラフィティ、フライヤー、グッズ、その他いろいろ.
玄人素人問わず、今まで、このライオンを描く必要があった何千、ともすれば何万もの人達がいたと思うのですが、その人達も描く時にきっと念じたであろう「ジャーにふさわしい、かっこいいライオンが描きたいぜ!」という心の声を、私もその時、しっかりと共有したのを感じました.

そしてそれと同じ瞬間、石川県での陶芸修行時代に、外に雪が降り積もる中、絵付けをしながら「きっと昔の人も、今の自分と同じような気持ちで絵付けをしていたんじゃないかなぁ…」と考えながら作業をしていた記憶が鮮明に蘇りました.

ユダのライオンの図象が持つアカシックレコードが自分の中で重なる体験でした.
ジャーラスタファーライ.
おしまい







(esou ceramics)
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◼️書いた人

esou ceramics @es_ou
陶芸家
http://esou.tokyo