20200512 土屋 遊|コロナ美白

朝起きて、(といっても社会的にはすでに昼だろうけど)今日はすぐに郵便局に行った。
ついでにいつもは夕方ひと段落してから行く喫茶店でブランチ。メールや諸々のPC作業を終える。
ここにくると、いつも左奥にご近所仲間と思わしき老女2人がいるのだけど、一人がとにかくよく喋る。最初に遭遇したとき、「嫁が朝ごはんを食べながら『いってらっしゃーい』って、息子を玄関まで見送らないのよ、『いってらっしゃーい』だって。冗談じゃないわよ。信じられる?」という憤懣グチを5回くらい言っていた。嫁、見たことないけどあまりにも老女が「いってらっしゃーい」を口真似するので、とうとう会ったような気になってきたのだった。見たことないけど会ったことあるような嫁の気持ちに思いを馳せ、同情を禁じ得ない。それからわたしは、老女二人の一切のトークを遮断することに成功している。

今日は昼だし、さすがにあの二人はいないだろうな静かでいいな〜と思っていたら、はぁ?  2人はいた。ちょっと待って。通常よりも4時間くらい早い時間ですよ? ということは、このお二方、まさか毎日4時間以上喫茶店にいるわけ……? そこでわたしは店舗スタッフの気持ちに思いを馳せる。いやぁ……同情を禁じ得……。


夕方友人宅へ届け物をした。
部屋に入ってソファに座ると「わ。顔が白い!」と言う。「わわ、腕も白い。なんかやった?」わたしはあまり気にもとめずに出されたスイカを一心不乱に食べていたのだけど、あ、たしかに手が白いな……と気付く。美白などしてないどころか、でかけなくていいのでいつにもましてお風呂にも入ってない。もちろん顔も洗わない。そもそも鏡を見ることさえほとんどない。考えられるのはただひとつ。外出しないので紫外線を浴びないということくらいだろう。
コロナ美白か……。
とはいえ、どんなに美白効果があろうとも、コロナには1日も早く絶滅してほしい。冗談だよと笑ってほしい。(by 五輪真弓 「恋人よ」ですが、この歌を淡谷のり子が歌った時の動画を貼っておきます)と思ったけど美空ひばりの「恋人よ」もすばらしいのでゼヒ

(土屋 遊)
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