20200426 よシまるシン|メルヘンの国

 前回前々回と、さくらももこの自伝的エッセイ漫画「ひとりずもう」について書いた。国民的キャラクター「ちびまる子ちゃん」が国民的漫画家「さくらももこ」になっていく過程を描いた作品。その過程にはクラスにどこか(でも決定的に)馴染めないぼんやりうわの空の女子中生~女子高生の「ももちゃん」がいた。彼女はそこで「うち(家/内)」的なものに向かっていった。「家」を「住居としての家であり家族としての家」、「内」を「内なる世界」「自分の世界」とするならば、前者の代表作と言える漫画はいうまでもなく「ちびまる子ちゃん」と言えると思う。そして、後者の漫画の代表作として「コジコジ」をあげることができるのではないかと思う。ウィキペディアの「概要」「舞台設定」の欄にはこのように書かれている。

「主にメルヘンの国を舞台にコジコジと、そこの住人たちが繰り広げる日常生活を描いている。メルヘンであると同時に、ナンセンスなギャグ漫画、という新しいジャンルの開拓に挑戦した作品。さくらももこ独特のシュールさが濃厚に出た作風である。」

「『メルヘンの国』という名前とは裏腹に、実際は思わず笑いが出てしまう独特なキャラクターばかり住んでいる一癖も二癖もある世界。メルヘン世界に位置し、クンチャン漫画界や魔界などと隣接している。人間界とは離れた場所にあるらしい。漫画の中では登場キャラが宇宙を飛んで別の惑星である地球に遊びに行く描写がある。クンチャン界の住人まる子などがゲストで出てきたり、コジコジが人間界に遊びに行ったりするエピソードが見られる。」

 ここで唐突に自分の話をさせていただきたい(そもそも日記だし)。自分の脳中にも、コジコジの「メルヘンの国」のような架空世界が存在する。名前は「山田川」という。普段自分がぼんやりしている時、頭の中で「山田川」のことを考えている可能性はかなりある。夜、眠りに入る前にはかなりの割合で「山田川」のことを考えている。

 過去に「山田川世界」を描いた作品にはこれらのアニメーション作品がある。

「よしるマシン」

左右「NAKED」MV


補足【ネタバレ注意】左右「ネイキッド」MV及び「よしるマシン」第2話とは?

 はっきりと自慢させてもらうが、自分はたぶん誰よりも「山田川」に詳しい。「山田川」についてのことなら誰にも負けない自信がある。たぶん色々書ける。他のことはよくわからない。他の文章はそこまで自信を持って書けない。実は過去二回の「ひとりずもう」についての文章も今もドキドキしている。勝手なことえらそーに書いてすみませんとしか言いようがない。なので、次からは、自信を持って書ける「山田川」について、書いていきたいと思う。興味ないかもしれませんが。。。

 ま、それは置いといて、はちみせでこちら売ってます。買ってね!
 よシまるシン 一覧|83

(よシまるシン)
次の日記はhacoさんです


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◼️書いた人

よシまるシン Shin YOSHIMARU
デザイナー・イラストレーターほか
http://yamadagawa.com
https://twitter.com/YOSHIMARUSHIN